ドーム内がどよめいた1球
4月2日、バンテリンドームナゴヤで行われた中日対巨人戦で、中日の勝野昌慶投手が8回から2番手で登板。先頭の代打・佐々木を147キロフォークで三振に仕留めると、続く岡本和に左前打を許したものの、その後はギアを上げた。
坂本には自己最速タイとなる157キロの直球で右飛を打ち取ると、大城との対戦では157キロを3度計測。フルカウントからの6球目、外角高めに外れたボールがなんと158キロを計測した。場内の球速表示が映し出されると、ドーム内はどよめきに包まれた。
オフからの努力が実る
勝野はオフから、2022年に高橋宏斗投手がマークした球団日本人最速の158キロに並ぶことを目標に掲げていた。秋季練習では大塚投手コーチから3種類の重さの違う球を使った投球練習を教わり、昨年12月にはやり投げ選手のディーン元気選手と合同自主トレを敢行。3月23日のロッテとのオープン戦後には、「8割の力感で150キロを超える球が投げられている。決めにいく球の精度を上げていきたい」と語っていた。
開幕3試合連続無失点!
オフの努力が実り、ついに目標としていた158キロを達成した勝野。この試合も無失点に抑え、開幕から3試合連続無失点と好投を続けている。
今後の活躍にも期待!
158キロという球速を武器に、中日の勝利に貢献できるよう、今後も更なる活躍が期待される。